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第8回 ヒルクライムつくばIN真壁  2004/12/05 茨城県真壁町 つくし湖周辺

レポート (年代別優勝!)
2月5日、天気予報は雨のち曇。南の風が強い。
予報を聞いて、前夜のうちにレーサーを車に積んでおいたのが正解だった。朝目覚めると季節はずれの嵐であった。まだ夜が明け前の外では風がビュービューと唸っている。「今日はやるのかなぁ… 」と思いつつもせっせと出かける支度をする。
いつも大会当日の朝は気が重いものだけど、この天候にも関わらず、以外と軽やかな気分でいる自分が妙に思えた。なぜだろう…
外に出ると案の定、先ず帽子を飛ばされ傘が一発でオチョコに。使い捨ての傘だからしょうがないか。やれやれと思いつつ家に戻り丈夫な傘に持ち替えて帽子のつばを後ろに回しいざ出発。
常磐道から桜土浦I.C.まで風の影響も無く途中事故も有ったが時間のロスも無くスムースに過ぎる。
高速道路を下りてからはつくば学園都市を走るが、まるで台風の中を走っている様で、風に舞う枯葉や冠水した道路の水溜まりをよけながら走る。でも次第に雨は上がってきている。
初めての大会という事もあり、余裕を持って出てきたので受付時間より一時間程前に着いてしまった。
つくし湖を一周し、オフィシャルのテントを見つけ近くの道路端に駐車。時間前に受け付けを済ませて、車の中でのんびり。
一時間も余裕が有るので、車を停めた周辺に来ていた人達と話す。水戸のチームで仲間数人と来ていると言う事だった。雑談をしていると雨もスッカリ上がり、今度は筑波山が隠れてしまう程霧が立ちこめてきた。晴れるのだろうか…
スタート時間40分前になりローラーを漕ぎ始める。
アップの意味で15分程度漕ぎ、身体中から汗が出る。
ヒルクライムも初めて参加の乗鞍以来3回目となり、今回は前回までの教訓からベストで望むべく自分なりの調整する事にした。その一端のローラー漕ぎである。
アップも終わり、休みながらパインヒルズの年齢は少し先輩の方と話が弾み、年齢クラスでは猛者である事が分かった。今日はこの人に付いて行こうか… などと作戦などを立てる。。
開会式では重要なお知らせがあるという。
ゴール付近で車の中で人が死んでいたらしい。警察の検証がありゴールが若干手前にコース変更された。伴いスタート時間30分の延長。大会当日になんだか不吉な事ではあるが、大して気にもならず、改めてローラーを漕ぎ5分前にスタートラインへ。この頃には天気もスッカリ晴れてきた。
スタートはエキスパート&36歳〜45歳クラスの1分後の2番目のグループのスタートだ。
スタート後、つくし湖の橋の部分を200m程走って湖岸道路に入り直ぐにUターンするかたちで山岳コースへ。
集団の後ろから押さ気味に上っていく。先程話をしたパインヒルズの人をマークして行くがやはりペースを押さえつつ上ってるのか、があまりペースが上らず、我慢できずに前に出て自分のペースで走る。周り近くには他の選手も無く1人旅に。
同時スタートの若い選手達の先頭集団は先に行ってしまい、ボチボチと落ちてくる選手を拾いながら相変わらず1人で行く。
少し前方にほぼ同じペースで走る選手をペースメーカーにして走る。
このコースは途道中、下りも有りで、平均勾配を下げているのだが、上りだけの平均勾配は結構有ると聞いていたので10%クラスのところにも気分的にもそれ程苦しまずこなして行けた。
コースはやはり前日から今朝にかけての台風並の風雨で枯れ葉が路面を隠すくらい一面に広がり、途中では折れた木がコースを塞いでいる。
急坂では後ろタイヤのトラクションを失わない様に気を遣う。乗鞍以来上りの練習を積んできたので急激な負荷もかけず比較的長い時間立ち漕ぎで走れる様になった。
ゴール手前比較的長い緩い勾配が有り、苦しいので休んでしまいがちになるところを頑張って漕ぎ続ける。そのまま暫くしてゴール!距離が短いせいかちょっと物足りない気もした。
順位はそれ程気にならなかったが、同年齢の人達の姿が見あたらないし、抜かれた様子もないので上位かもと思いつつ、ゴール地点まで運んで貰った荷物の中のからデジカメを取り出してゴール付近を撮りまくる。
ゴール後の下りはコースと別路。枯れ葉の上が滑るので気を付けて走るが急な坂ではやはり滑る。
初めて走ったつくばのこのコースだが、周辺に何本も道があるのに驚いた。
県道に出て暫く走る。とにかく初めてなので道も分からず迷子になると困るので常連らしきチームの人達の後ろに着いて走る。が、あまり長い道のりなので会場に行き着けるのか心配にもなってしまった。
暫く走ると県道の「つくし湖」の看板を見てホッとする。そして無事に会場に辿り着きスタート地点の橋を凱旋(偉そう)する。大会本部で参加賞の天然水のボトル2本と、この大会の名物でも有る豚汁を戴く。リザルトが張り出されたので、早速見てみると、なんと一番上に自分の名前が載っているではないか!ひょっとして年代別優勝?… 今年は強い人達が出ていなかったのでラッキーだったのかも知れないと謙虚になったりもするけど、やっぱ嬉しい!
朝、出発の時はどうなる事かと思った今日の大会も、予期せぬ年代別優勝という、考えてもみなかったご褒美を戴き、最高の1日になった。
乗鞍ヒルクライム以来、ダイエットとトレーニングに励んできた結果だと思えば出来過ぎのシナリオだ。
せっかく良い結果に終わったのだから、これを今の自分の力と捕らえ、更にステップアップする事を誓ったのであった。
嬉しい優勝(46歳〜55歳クラス) リザルト

種目 順位 記録
46歳〜54歳クラス 1位 23分57秒107



晴れ渡った空の筑波山

朝のつくし湖



スタート前、荷物を預ける



ゴール地点



ゴール後の選手達



ゴール後、名物の豚汁を戴く


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