2002 SHIMANO Biker'sFestival


日時
  • 2002/07/20・21

会場

  • キッズメドゥスキー場


小倉さんユウコさんと僕


 今日は、シマノの大会。1日目が試走。2日目が予選と決勝で、2日間行われる。思い起こせば、去年初めて出場した大会であり、相棒のDHiと合ってすぐの大会でした。
てなことで、今年一番楽しみにしてた大会です。いままでの大会とは、違った意気込みだったので、前日、興奮して眠れませんでした。
今年のシマノまで、いろいろありました。ジャイアンこと山根さんとの練習。置いて行かれてわけわからな〜いって感じだったけど、なんとなくわかるようになった今日この頃。伊能さんとの争い。富士見では、負けたけど。※※※では・・・。(笑) 
でも、伊能さんのスムーズなライディングにあこがれてる・・・。あと、おやじ越え!100tおやじ三人衆(林さん、清水さん、仲さん)を越えないことには!仲さんには、最近、富士見であおられた。富士見以外だったら自信あるけど・・・。
おそるべし100tおやじ三人衆!いろいろ思って大会の日を迎えました。


小倉さんと紀暁さん
 会場に着いた時、やはりシマノ!チャリがいっぱい。XCとDHいっしょに行うので熱気がすごい。もうどこを見てもチャリだらけ。しかも、各メーカーのブースが多く設営されている。まさにお祭り気分!見とれているうちに(キャンギャルに・・・)試走の時間が迫ってくる。
 だんだん眠気もふっとんできて、相棒のDHiを眺める。この一年間で自分自身も変わったし、DHiもケイ専用DHiとして生まれ変わった。誰にも負けない自信があるって思いながらリフトに向かう。ゲレンデを眺めると去年とあまり変わっていない。イメージトレーニングどおりにいけば、絶対勝てると言い聞かせる。
試走の順番を待ち、いよいよ自分の番!すっごくわくわくしてたまらない。僕の後ろを走るのは小倉さん。小倉さんには去年の大会で勝っている。(笑) でも、悪魔的な一面がある。富士見で右足を負傷したときのあの笑顔を思い出すと・・・。
そうこうしているうちにスタート!小倉さんにコースを調べながらゆっくりはしろうと言われたが、興奮していたのでガンガン飛ばす!しかし、細かい障害がわからなく、すぐ転倒!(最初の1本で3回も) 起き上がると後ろに小倉さんがフルフェイスをしているのに笑っているようにみえる。これはいけないと思いもうダッシュ。引き離したと思って後ろを向くと小倉さんが・・・。これでも※※※大会12位!慌てることはないと言い聞かせて走ったが、後ろから不気味な気を感じる。結局、1本目は、ぜんぜんコースを見ることができなかった・・・。でも、小倉さんのアドバイスで残りの3本は、テストと調査に専念できることができました。
小倉さん、ありがとうございます。

ミッチー&ズッキー

 試走を終えペンションに着くといままでの疲れがどっと押し寄せてきました。しかし、気を抜けません!小倉さんを筆頭にミッチーと市松さんが寝ている押川さんの顔にステッカーをべたべた貼り付けているのを見て、悪魔がいっぱいいると思いました。
その後、ちかくのコンビにで飲み物・食べ物を調達して、夜遅く(?)までみんなで盛り上がりました。
 明日はすっごい楽しみ。すーぱーGの林さん。FRSのペイントを変え、去年より殺気を感じる。何て話をかけていいのかわからないほど。大会のときは、うるとらすーぱーGだ。(大会後、イエティに乗換える予定) 
磯さんは、ターナー。富士見では、最近絶頂期に戻りつつある。試走の時も前が詰まらなければ、捕らえられなかった気がする。小倉さんは、去年とまったく同じクワハラ。悪魔の微笑みに気を付けなければ・・・。
清水さんは、リアFOXのシンテシー。XCとDHともにエントリー。超人だね。
定脇さんは、チャンバ!フルフェイス・ジャージ全身チャンバでカッコいい!しかもチャンバに乗り換えてごきげん。

シンテシーのズッキーさんは、僕のモンスターTを付けて走る。(僕のじゃないけど)ズッキーさんのシンテシーを見ていると自分の物に思えてくる。ズッキーさんのシンテシーは僕のDHiの弟みたいな感じだね。
押川さんは、黒のスペシャ!パーマーが現役だったら乗かもしれないチャリだね。これもまたカッコいい!
スティンキーの河合さんは、唯一ダウンヒルマシンじゃないフリーライドモデル。長野の白馬生活でトレイルをチームの中で一番楽しんでいる。
サンタクルズの市松さん。V10に乗せられているだけじゃ〜ダメダメ。でも、V10いい。スノボーもサンタクルズにすればなおさらいいかも。
コルチナのゆうこさんは、去年よりDHを楽しんでる。小僧パワー炸裂。DHもごはんを食べるように笑顔で。
DH大会初出場で最近上り調子のミッチーと嘉数。ミッチーは、シマノの大会で威力抜群の軽量ジェミニ。嘉数は、僕もいいなと思うジャイアント。ミッチーは、押川さんが餌食になったように影でなにをするのかわからない。嘉数は、市松さんなんかちょろいと言い放つ。このメンバーでレースに出ると思うとわくわくしてたまりませんでした。


富士山

 大会当日、昨日は、少しウェットだったが、雨が降らなかったので、ドライと予測。セッティングは、昨日ドライのセッティングだったのでそのまま。(セッティングオンチというのもある)
 予選が始まる!リフトでコースを観察。コース状態は、昨日と同じ。なにも問題ない。だんだん自分の番が近づく。予選は、決勝のテスト走行と思っていたが、心臓がドックンドックンと鳴っているのを感じる。※シリーズの時は、こんな緊張なかったのに、スッゴイ。
緊張を感じて、「オレは速い、誰にも負けない」といい聞かせる。ある程度緊張が抜けてきて、5・4・3・2・1・スタート!おもいっきりコギまくる。シングルトラック・バームと気持ちいい感じがした。しかし、最後の最後で、去年転んだことを思いだす。去年と同じにはならないっと思いながらそこを通過しようとしたが・・・、転倒。頭の中は、ギャーの一言。すばやくDHiに乗り、ゴールめがけて猛ダッシュ!タイムは、8分39秒。あとのライダーのタイムをみるとなかなか8分39秒を抜くタイムはでないので、これは20代のカテゴリーでやっちゃうかもと顔がニヤけてしょうがない。(笑)



河合君&ユウコさん
予選後、100tの仲間の走りを見たらテントに戻ろうと思ったが、決勝は総合順位で走るので、順番が早くきてしまうのではないかと思い、ハンドルが曲がっているので先に戻ってしまった。こっからが悪夢の始まり。
車に戻ってハンドルを元どおりにしていたら、小腹が減ってしまったので、やきそばを買いに行く。受付で順位が張り出される時間が書いてあったので、その時間までのんびりしようと・・・。で、時間になったので見に行ったら張り出されてない。もうちょっとゆっくりしちゃおうと思いゆっくりくつろいでいたのが間違い。
リフト場では、すでに張り出されており、ミッチーから走行時間を聞いてあわてて、スタート地点に向かう。リフトに乗っていると、すでに一般の人が走ってるじゃあ〜りませんか。あせりながら、リフトでフルフェイス・ゴーグル・グローブを身に付ける。こーなったらリフトを降りたら、もうそこがスタート地点だって思いながら頂上に向かう。このまま遅刻で終わるのはヤダ〜と思いながら、リフトを降り、直ぐにDHiに跨り、スタート地点まで猛ダッシュ!
スタート地点まできて強引にスタートしようとしたら係り員に止められ、「遅刻ですね」と言われる。頭の中は、ガーンっと鐘の音が・・・。(頭の中は、もう真暗) 遅刻ということは、コースを走れないでリフトで降りることになる。頂上まで来たのに走れないのはやだったし、DHiといっしょにリフトで降りるのは恥ずかしい。ここで終わったら、来年までこのコースは走れない。
これは何とかせねばと思いベンチに座って考える。っとその時、また遅刻した人が現れる。ゆうこさんと同じコルチナに乗るその人は、係り員に喰ってかかる。いいね〜っと思いながらその人といっしょに喰ってかかる。2対1じゃなんとかなるかなぁ、だめかなぁと思いながら抗議していたら、また遅刻した人が現れる。3対1ならなんとかなると思い更に抗議していたら、またまた遅刻者が・・・。結局上位20人近く遅刻してしまったらしい。ちなみに僕は総合順位22位でした!(笑) 20代のカテゴリーだったら・・・。(笑)


ミッチー&市松

 そこで係員が一生懸命、本部に連絡をしてくれて、なんとか走れるようにしてもらう。一生懸命やってくれるその係員には、最初は喰ってかかったのに、だんだん良く頑張ってくれていると思いました。
もとはと言えば、その係員のミスではなく本部が悪いのだ。だが、いつ走れるのかわからないので、頂上で待つことに・・・。
そこで、コルチナの人と青いジャージ着た人と仲良くなる。お互い同じ境遇だし、同じレベルのライダーなので話が弾んだ。しかし、最初はみんなハイテンションだったが1時間も待つと疲れる。しかも、暑い・・・。曇っているのに肌がヒリヒリする。
100tの仲間を見送りながら頂上で待っていて気付いたのが、小倉さんの姿が見当たらない。小倉さんのタイムから言えば僕の直ぐ後。そうこう思っていたら小倉さん登場。どうやらタイム計測がダメだったらしい。
やっぱり悪魔はバチが当たるのかと思いました。(笑) しかも、河合さんがぎりぎりになって登場。予選がDHSだった為、未登録者最後のライダーに。トラブルを起こしているのは、僕だけじゃないんだとほっとしました。たぶん今大会で一番トラブったチームだったのかも。(笑) 
頂上で待っている間、お金がないので、飲まず、喰わず。しかも、立ちション。僕は、悪いことしてないのに・・・。結局、ハードテイルが終わってからなので、2時間も待つことになった。ハードテイルがだんだん終わりに近づくとみんなウォーミングアップをしている。僕もDHiでかるく走る。で、遅刻者決勝が始まりました!

自転車を当てた林さんの前にズッキー

 さっきまで、気軽に話していた人も目つきが変わる。このとき、決勝を実感した。だんだん自分の番が迫る!自分の中で焦り始めるが、レース前のいつもの呪文を頭の中で唱える。「オレは、パーマーだ。誰にも負けない。クールに走ってやる」って。(笑) 
焦りが興奮へと変わりスタート!スタートと同時にこぎまくる。最初の岩場も練習通りうまくいった。しかし、遠くで前のライダーを見たとき、「こいつを抜かせたら、絶対10位になれる」っと思い、オーバースピードでバームに突っ込む。(今考えると、自分の力量じゃうまく曲がれないのに・・・) けっきょくバームでもたつき、ペースが乱れる。
ペースが乱れたまま、2つ目のシングルトラックに入る手前で転倒。転倒して、我を忘れ、またオーバースピードの餌食になり、その後、2回も転倒。もうダメだと思っていたが、最後のゲレンデコースで、観客がみている。しかも、100tのみんながいる。あきらめていたが、最後のゲレンデコースは、予選より、思いっきり、気持ちを込めて飛ばした。ゴール後、結果は悔しかったが、みんなが迎えてくれたのでとても嬉しかった。
結果は20代で22位だったけど、いろんなことがあってとても楽しめた大会だと思います。
 ただ、すーぱーGの林さんが、元気がない。結果を聞いて、おどろいた!しかし、そのおどろきが、なるほど〜って変わったのが抽選会。林さんは、無意識のうちに抽選会に力をいれていたのであろう。なんと折りたたみのチャリを林さんが当てたのだ!おそるべし林さん、ただではやられないなと思った。去年、ショウコさんがモールトンを当てて、今、100tで一番活躍している。(いや、オレ様だな) 林さんも今後、あぶない(でも、オレ様だな)。

佐藤さん


 ※シリーズじゃないシマノの大会でも、すっごい勉強になった!やっぱ、練習とレースとの考え方、走り方の違い。今年もまだ大会があるのでこれを活してがんばろうと思います。みなさん応援してやってください。また来年もシマノの大会に出場できたらなと思います。     
 影でチームを支えてくれた佐藤さん、ありがとうございます。



写真集


嘉数君

河合君


市松

ミッチー



清水さん

押川君



ズッキー会長

林さん



ユウコさん

自転車当たった林さんと嘉数

全員集合!

みんな良く頑張りました!


This photograph by 市松

松本 圭

Report by Kei.Matsumoto



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