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9月17日、秋の長雨のせいで1週間前からずーっと傘マークつきの天気予報と睨 めっこをしながら前日まで決行か中止か微妙な中、17日当日、全国的に夕方から雨。
早目に出て1周してくればきっと大丈夫に違いないと午前6時に店に集合。
集合といっても今回は2人である。 |

今回のコース |
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河口湖ICから降り北麓公園に車を停めようとしたが、門が閉まっている。 どうやらまだ駐車場は開いてないらしい、しかも夕方5時にはには閉門する。もしツーリン
グ中に何かあって帰りが遅くなると出られなくなってしまうので、山中湖まで車を走らせ湖畔の駐車場に停めた。
スタート前の天気はまずまず。さて前回の記憶だと過酷だったはず… 日ごろ山を走る機会がないので今日は良いトレーニングになりそうだ。
Team HAYASHIのオーナー、ノリさんの準備もできさて出発。

準備OK! |
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いざ出発! |
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最初は国道138号を西湖の方へ向かって走り、途中で71号へ入ります。
そこまでは平坦で道も広い。元気があるせいかウォームアップで足をくるくる回すがスピードが乗ってしまう。
71号に入るとそこからは上り。樹海の中の道で所々路面は荒れているが車も多くはなく勾配もきつくはなく走りやすい。
この先上りきった所に本栖湖を見渡せる展望スペースがあった、確か5Kmで上りは終わるはず、ここでバテてはいられない。
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本栖湖を望む |
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勝風も気持ちよく陽も出ている、止まるとじりじり暑い。
ここが3つある峠のうちの1つ目。
この先は下り、難関は2つ目。ここでは力を出し切らずにペースを 上げなかっただ けさ

第1休憩ポイント |
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ついやってしまうVサイン(ピース)ポーズ |
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富士宮鳴沢線(71号)を南へ、ひたすら下る。
下っている間に山梨県から静岡県へ。
T字路に突き当たるまで快調にほどほどにスピードを抑えながら、たまにはトップ
チューブの上に腰を落として上半身をハンドルより前に持っていってツールなどでよく見るエアロポジションをとってみたりしながら。
下ったところにファミリーマート。オアシスだ。 ここで補給を摂る。
この先富士山スカイラインに入れば休憩は途中のレストランしかない。 |
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一回目の補給 |
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71号と国道139号がクロスする場所にあるこのコンビニから、1度139号へ。
そして富士白糸滝公園線(72号)へ入りしばらく走り富士山スカイライン(180号)へ堕ちていく。
前回はみんなから置いていかれた。そして内緒だが足を着いた・・・
ツーリングのオートバイたちが上りを高いエンジン音を響かせながらかっとんで行くのを横目に止まりそうなスピードで這いつくばっていく。
とにかく人に負けようが何しようが登坂は自分に負けてはならない。
進行方向に坂があればためらわず漕ぐのだ。とはいつも思っている。
だからたぶん弱いのだろう、やっぱりレースを前提にする以上人に負けてはならないわけで〜。
しかし富士スバルラインよりは勾配はきつい。そしてくねくねしている。
樹海の中でたまに木から芋虫が垂れ下がってきていてびっくりしたり、異常にでかいミミズがいてあわてて避けたりする。
ここは1時間かかって上った。距離にして10Km。
この10Km上ったところのレストランで昼休憩になる。 |
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ノリさんのバイクが営業中の看板のところにある。
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振り返ってみる。
何もない。
連れである自分の姿はどこにもない。
どれぐらい待たせてしまったのだろうか。
小さーく向こう側に何か見える、誰か上ってきた!
だいぶ前の段階で対向車線を下ってくるロードと挨拶を交わし、自分を追い抜いていったフェルトのバイクで赤いジャージの人と挨拶を交わし、やっとたどり着こうとしていた。

死にそうだ。脚が痛い。 |

お昼を戴いたレストラン |
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振り返るとこんな感じ |

少し寝た |
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富士山休暇村の案内板 |
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こ・こんな状態で飯なんて食べられるはずがない。
ここで昼食をいただく。
あいにくの曇り、店の展望台からはうっすらと霞んだ富士宮の街が見えるだけだった。
胃を落ち着けて、そばを食べる。案の定気分は悪くなる(苦笑)
ノリさんはもりもりラーメンを食べている。
12時を少し回ってから1時までたっぷりと休憩をとる、そして座ったまま少し寝た。店を出るとすっかりあたりは雲の中。
細かい雨がさらさらと流れる。
寝たせいか、陽がないせいか寒さを感じる。
ウォーマーを着け、途中携帯とカメラをビニール袋に入れてさらに峠の頂上を目指す。 |
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店からさらに5Kmの上り。
西臼塚PAを超え5合目へ向かうT字路をやり過ごし、水ヶ塚PAまで来たときには雨になっていた。
今年の富士ヒルクライムが思い出される。
寒さに震え、ブレーキシューがみるみる減っていく、そして指先の感覚が消えるあれだ。
前回この下りで80Km/hまで上げたが今回それをやると終わってしまう。
怪我をしないで帰るまでがツーリングだ、無理は禁物。慎重に下る。
時折雲の中に入り30cm先が見えないほどになる。下るにつれ視界の悪さは解消されていくが、本格的な土砂降りになる。
富士山スカイラインが180号から152号になり太郎坊で御殿場富士公園線(23号)に入り、やや小降りになる。
滝ヶ原駐屯地まで下ってくると雨は止んでくれた。
指先はしびれて感覚がない、変速しようにも目視でレバーを確認しなければ指がレバーを押しているかわからない。 |
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このあと豪雨に |
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23号を右右へ曲がると国道138号へ出る。
標識にも山中湖を示す文字が見え始める、ゴールは近い。
見事なわさび田のあるこの蕎麦屋のベンチで最後の峠に入る前の休憩をとる。
良質のわさびなのだろう値段は高い。
このとき食欲なんてないが、普通に車で通りかかったら是非入りたい店だ。
ベンチでぐったりしてる人がいる。
ノリさんが後半の補給でコーラを欠かさず飲んでいるのをまねして飲んでみたがこの後走り出してから炭酸が抜けるまで苦労することになる。
さあ、最後の篭坂峠へ。

ワサビ畑 |
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暫しの休憩 |
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上り坂は10Kmもない、そして勾配もそんなにきつくない。
ここで力を出し切らないでどこで出す。
ダンシング10回にシッティング10回。
そうシャカリキに出てきたあの漕ぎ方だ。
そしてツールで勇敢に山岳を上るあの人とダブらせる。
イバン・マヨだ(普通はランスやラスムッセンだろ(^^;))
いやいやダメな時はダメくらいが人間ぽくて良いのだ、同い年だし誕生日も同じ月だから。
緩く上ってる最後のコーナーはグワンと急だが勢いで上れる程度。
静岡県から山梨県へ戻ってくる。
1104mの篭坂峠。
途中山が開けるところがあって、あれここで頂上か?と思うところがあるがただの広場。
そこは半分くらいのところで、仲間を振り切りたいならそこらへんからアタックすれば後半勾配はきつくないのでスピードも乗って逃げ切れることでしょう。

籠坂峠でしばしの休憩 |
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籠坂峠 |

ノリさん |
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ここから先は下って山中湖の周遊道路に出る。
後数キロでツーリングは終わりになる。
この下りから周遊道路を漕げる元気を次は残さないようにしよう。
その分を富士山スカイラインに持っていけば多少は時間が縮まるかも。
山中湖に到着。
大体100Km、時間にして休憩を入れて、6時間くらい。
自転車を車に仕舞って温泉へ行きましょう。
車で駐車場を出るときにはしとしとと雨が降り始める、タイミングが良い。
が、さっき湖のレンタル自転車に乗ってわいわいと走り始めた人たちには気の毒だ、雨に濡れたらせっかく遊びに来たのにテンション下がってしまう。
これに懲りずに晴れた日にまた走ってください。
無事にツーリングを終えられたことが何よりです。
お疲れ様でした。

雨が降り出した山中湖 |
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無事に帰りました
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お疲れさま |
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